ボードゲームを製品化する時に何を考えてやっているのか、より具体的にここに書き留めてみようかな?と思案中です。
まずボツワナの事をこちらで全く語らないまま新版リリースしてしまったなという事がありまして、何らかの形では記録に残しておきたい(自分自身いい加減忘れますので)。
とは言えリリースから数か月経ったのもあり、その時の熱量を再現して書くのが若干難しい分、ゲーム作り(ゲーム製品作り)の時に私がどういうことに重きを置いて作っているのか、というのを一度説明してみても良いのではないかなと思っております。
わたくし吉田のデベロップメント術…と言ってしまうと大仰かつ陳腐なのですが(何様だという(笑))、ただ自分の仕事の(誰に習ったわけでも無い)中核の部分については自分自身で失敗とやり繰りを重ねつつ確立してきた(いつの間にか身に付いていた)ものなので、お知らせして見たら意外なこととか、初耳なことは多いのではないかなとは思っている次第です。
薄っすらとではありますが、この10年15年ばかりの自分の仕事の内容について本にしてまとめるのもありなのかなあ…とも思ってまして。
ご存知の通り最近ニューゲームズオーダーで小部数出版ができるようになったという具体的な事情もあるのですが、それ以上に、特に沢田が過去数十年のアナログゲーム関連の事に付いて資料を集めたり色んな方にインタビューをさせてもらったりして、国内アナログゲームの「失われた/失われつつあった経緯」をサルベージしてる一方、自分達がやってきたことについてはやりっぱなしで後々詳細不明、となってしまったら医者の不養生とはこのことだなと。
こういった時、元来私は(おそらくは沢田にしても西山にしても)「いや~我々なんて後世に何か言い残すような大層なことはしてませんので」と謙遜で済ませてしまいたくなる性分なんですが、ジャンルのことを考えた時にはそういう姿勢ダメなんですよね(笑)。とりわけ国内のボードゲーム出版には良かれ悪しかれ自分がやったことが与えてきた影響はあると思うので(良かれと思ってやってきましたが結果すべてが良かったわけではないでしょう)、ここまでの要点を総括するのが良いだろうなと思っております。どのくらいちゃんとできるかはわからないですが、差し当たり最近の仕事であるボツワナをサンプルに、私のゲーム製品作りの物差しを当てて話して、今回はどういうことでしたというご説明にトライしてみたいと思います。近日中!